神戸市長解職請求書〜請求の要旨 |
2000年5月7日更新 |
あの阪神・淡路大震災から5年が経過しました。私たちは、神戸空港についての、震災直後の笹山市長の「市民に希望の星を与える必要がある。前倒しするぐらいのつもりで進める」との発言に、耳を疑い大きな衝撃を受けました。一方、被災住民の切なる思いを託し、「市民=議員立法」として提起された「被災者生活再建支援法」の成立については、市長は自治体首長として先頭に立つという責務を怠るなど、生活再建のための努力を怠りました。 また、一昨年の神戸空港住民投票を求める直接請求に対して、市長が、30万人もの熱い思いを込めた住民投票を「必要ない」と拒否したことも忘れることはできません。笹山市政が掲げる「参加と対話」の精神が今や完全に消え去ってしまったことを私たちは身をもって知りました。 そして、とうとう昨年9月、空港は着工されました。空港問題は積年の神戸市政がかかえもつ様々な問題点がぎっしり凝縮された象徴的な課題であり、将来にも大きな禍根を残す公共事業です。それゆえ、「沈黙は承認の印」のとおり、市民としてこのまま見過ごすことはできません。 本解職請求の目的は、次の通りです。
私たちは、形骸化している民主主義と住民自治を自らのものとするために、市政の主人公が市民一人ひとりであることを堂々と意思表示し、ここに神戸市長の解職を請求します。 |
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