設問の取り方によっては、現存仮設住宅戸数、居住仮説住宅戸数の2通りの回答が考えられ、回答者側に戸惑いがあったのではないでしょうか。
　この設問は、試験問題ではなく、あくまでも「風化意識調査」が目的のため、これが正解であるというものではありませんが、調査当初の状況では、
・現存仮設住宅戸数＝約4万戸
・居住仮設住宅戸数＝約2万6千戸
となっています。
　しかし「1万戸ぐらい」と答えられた方が多いということは、被災地の情報から「仮設住宅」の存在が消し去られようとしていることも伺えます。
　1998年の正月時点でも、仮設住宅で仮住まいしている世帯は約2万4千世帯あります。
　こちらにも「既に解消された」という選択肢を用意していましたが、回答は0でした。