これが「風見鶏」の読者層だ!!〜年齢・目的別
●年齢と目的別
 読者の半数が20歳代で占められている。
 インターネット上の他のアンケート結果を見ても、この世代が多数派を占めているため、「風見鶏」=20歳代の読み物という図式は成り立たない。
 本誌はペーパーメディア時代から「ハイブリッドマガジン」を名乗っているだけに、さまざまなコンテンツを用意している。その目的別の分布が下の表である。
年齢別比率

あなたの年齢は? 19歳以下 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳以上 合計
ただ何となく   22 13 3 1 1 40
震災関連情報   9 3 3 1 1 17
酒鬼薔薇聖斗事件関連情報 1 4 6 1   1 13
その他のコンテンツ   7 4 1     12
人数 1 42 26 8 2 3 82

目的別比率

 「ただ何となく」のネットサーフィン派が半数を超えていないのは、意外だった。
 本誌に何らかの「目的」を求めている読者が過半数を占めたことは、編集者冥利につきるとともに、それが暇つぶしであっても、アクセスした人には、必ず何らかの情報を手土産に持って帰っていただくようなページ作りを目指さなければ・・・と決意を新たにした。

 コンテンツ別にみると、震災関連情報を求めてアクセスされる方が依然として多いことは、大震災は日本人に「インターネット」を知らしめた「事件」だけに、インターネットユーザーの間では「世間」ほど大震災は「風化」されていないのではないかと感じる。
 本誌がインターネット界で名を知られるようになったのは昨年の酒鬼薔薇聖斗事件での一連の企画である。酒鬼薔薇聖斗逮捕直後は24時間に400アクセスを記録した日もあった。
 また本誌は、酒鬼薔薇聖斗事件に関連して、あの「URL TODAY」のトップ(97年7月1日付け)でも取り上げられた。
 一時はネットサーファーの間で「酒鬼薔薇聖斗事件といえば風見鶏」とまで言われただけに、集計結果を見る限りでは、この事件のほうが「震災」よりも「風化」されつつあるように思える。
 「酒鬼薔薇聖斗事件」の注目度が20歳代より30歳代の方が多いのは、20歳代に事件の「風化」が強いといえるのだろうか、それとも、この事件の教訓を「家庭」に活かそうとしている人が多いのか・・・。

 「風見鶏」は、その他のコンテンツでもインターネット界の名誉を受けている。
 「ふるさと切手博物館」は「CSJインデックス」の「What's Best!」(厳選サイト)に選ばれ、「関西じゃりン子チエ研究会」は「NTT DIRECTORY」の8月22日の新着アクセスランキング2位に輝いている。
 しかし、極端に趣味嗜好が偏っているため、世代が高くなるほど、受け入れられていないのも現実である。


目的別アクセス頻度