神戸空港計画とは? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2001年8月1日更新 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
神戸空港計画は神戸市が神戸港沖に建設している海上空港で2005年秋の開港を予定しています。総工費は3,140億円(非公式なデータでは空港島の関連施設を含めると総工費1兆円とも)。そのほとんどは市債、つまり市の借金でまかなわれています。 その返済には空港使用料などを充てると言われていますが、市長ですら空港使用料収入は予想よりも大幅に減るとの認識を示しており、開港後は借金返済のために市民サービスの低下が予想されます。 また、同じ大阪湾には第2期工事が進められている関西国際空港もあることから、その必要性と空域の安全性が問われています。 神戸空港は国内線専用空港ですが、伊丹や関空からも国内線が数多く飛び立ち、しかも、そのほとんどの路線が平均搭乗率60%前後の中で、わざわざ神戸空港に乗り入れる奇特な航空会社はあるのでしょうか? かつてスカイマーク社は神戸空港を関西の拠点空港にしたいと乗り入れに意欲を見せていましたが、その直後、不採算から同社の関西圏唯一の伊丹空港離発着便を廃止しています。
神戸空港の需要予測
「公有水面埋立免許願書」添付資料(神戸市・1998年10月21日)より作成
さらに、大阪湾上空は関西空港をはじめ伊丹空港を離発着する飛行機が飛び交い、安全性を考えると神戸空港を飛び立つ飛行機の道はないと言っても過言ではないといわれています。 最近になって国土交通省は神戸空港の空域調整について、これから検討にはいることを公表し、空港計画は空の安全を無視して建設が進められていたことが明らかになりました。
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