第2号斜説〜おかしな国のおかしな街の神戸空港のお話〜前編 |
1997年6月15日 |
未だに賛成する神戸市民が少ない「神戸空港」を強引に押し進めた上に、さらに余計な予算が、日本国民の血税から支出されることが、このほど明らかになった。
まず、本論は次回の「斜説」で取り上げるとして、今回は「神戸空港」とは何なのかを解説したい。
そこに「大震災」が神戸市を襲う。神戸市の開発行政が悉く、大自然から否定されたにも関わらず「復興」の旗印の下、地元出身でもなく、縁もゆかりもない亀井静香氏と商工会議所、そして市長らによって強引に進められている計画が、この「神戸空港」計画である。 埋め立て予定地の海底には、活断層が発見されているにも関わらず「防災に役立つ」らしい。アメリカや日本の進歩的な自治体では活断層の真上に公共施設を造らないというのが常識になっているのに、教訓を投げかけた「神戸市」が、活断層の上に「空港」を造ろうとしているのだから、笑いものである。
神戸空港の「防災役立つ論」の大義名分は、まだまだ矛盾を持っている。市街地から遠く離れた海上を埋め立てて造成するのだから、市街地住民が脱出したり、ボランティアや救援物資を受け入れたりするにも問題がある。
「無理が通れば道理が引っ込む」とは言うが「阪神・淡路大震災」の負の遺産「神戸空港」も、その仲間入りをしそうである。 |
関連記事〜静香ちゃん。鹿児島で本性を見せる!! |
1997年6月15日 |
神戸空港の陰の仕掛け人である亀井静香建設大臣は、10日夜、鹿児島県出水市を中心とする大水害でついに土建屋静香ちゃんの本性を現しました。 行方不明になっている子供を探してもらえるように大臣に申し出た家族に亀井静香ちゃんは「ふざけるな」と暴言を吐いたのです。 ところが、この発言時、周囲にマスコミもいたため、体裁が悪い静香ちゃんは「現場が危険な状態なので仕方な」く、この男性を怒鳴り散らしたと開き直りました。 この発言、額面通り受け取れば「2次災害を防ぐために、救助隊の安全を考え、一時、捜索を中断しているので、しばらく待ってほしい」と言いたかったようですが、つい土建屋ばらまき行政推進人の本音を語ってしまいました。 静香ちゃんといえば、阪神・淡路大震災で混乱している被災地で、被災者の命の心配よりも「神戸空港計画」の心配ばかりをしていたことで、神戸市民の間では有名です。 今回の鹿児島の大水害は、5月13日の震度6弱の地震で地盤が緩んでいた地域を直撃したものですが、死者・行方不明者を出したのは、これが直接的な原因ではなく、砂防ダムの決壊によるものです。 ただでさえたちの悪い土建屋静香ちゃんを陰で操っている建設省官僚によると「想定外の土石流」で砂防ダムでは、この災害を防ぐことは出来なかったと釈明していますが、もともと「砂防ダム」は土石流から人命を守るために建設されるものです。 この言い訳は阪神・淡路大震災で倒壊した高速道路に対する建設省のコメントでも用いられています。もともと土建屋のために政治家をしている静香ちゃんは別としても、建設行政を受け持つ建設省官僚は、震災で何も学習していなかったことがわかりました。 また、この建設省関係者の発言は「ダムや高速道路、空港は人命や利便のために建設するのではなく、土建屋が静香ちゃんに政治献金を贈るために造っている」と言っているのと同じです。 静香ちゃんも断れない性格ですから土建屋さんのために国の無意味な建設行政を押し進めているのです。そのツケが、このような形で現れたのです。 それなのに、安否を気遣う行方不明者のご家族に対して、この暴言は許されません。本当に安全優先、二次災害阻止のために言うのなら、別の言い方があったでしょうが、他人の命よりも土建屋からの利権が欲しい静香ちゃんには、そのボキャブラリーは先天的に持ち合わせていないので仕方ありません。 このような「事件」が報じられると、すぐに静香ちゃんを批判しようとする「良識人」がいますが、一番責められなければならないのは静香ちゃんを選出した有権者たちなのです。 なお、静香ちゃんといえば橋本内閣がホンのちょっぴり、小指の爪の垢に潜む大腸菌の鞭毛の先ぐらいの決意で取り組んでいる「財政再建計画」(=予算の支出を抑える財政計画)の足を引っ張っていることでも有名です。 |
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