被災地の復興と、災害列島日本の今後のために… 　国は、超党派の公的援助法など立法化を含め、住宅・店舗の再建に500万円の公的助成をすること。被災者の生活支援に350万円を支給すること 投票総数 850,199 賛成　840,509 反対　　9,690 ※反対票には保留も含む。

　この運動の主旨は阪神・淡路大震災被災者も含めて、全国で起こる将来の災害被災者に対して、公的補償を求める法律を作ろうというものです。
　衆議院と参議院で別々の公的支援法案が提出されていましたが、国会の会期末まで1か月もなく、審議未了になる公算が日に日に高まっています。
　その「無関心」な国会議員…我々の税金で生存している奴ら…に市民の意思を示そうと、この投票運動が計画されました。
　そんな情勢の下、6月3日、投票用紙を携えて首相官邸へ乗り込む予定でしたが、首相官邸前で警備の警官に門前払いにされました。橋本総理は84万人の願いを、いとも簡単に足蹴にしたのです。
　結局。投票用紙は総理府の事務官に預けられました。

　ところで、この運動は「住民投票」の方式をとっていますが、法律や条令による「住民投票」ではなく、国籍、年齢は不問、被災者以外でも投票できました。
　投票者の内訳は、兵庫県の被災10市10町で59万票、そのうち神戸市は37万5千票が投じられています。
　特に神戸ではスナックや保育所などでも投票ができたこともあり、全ての神戸市民の４人に１人が、この運動に参加しました。
　ちなみに兵庫県、大阪府を除く全国からも8万2千票。その大部分が、あの大地震後、県外へ避難、転居した被災者からの投票でした。